シール・チーム・シックスによるビン・ラディン殺害のおとぎ話は、失望した民主党が、オバマの第二期大統領戦出馬指名に反対するのを終わらせるのに役立った。"対テロ戦争"を、ビン・ラディンという制約からも解放してくれた。ビン・ラディンが組織を持っていないことが分かっている国々のリビア、シリアとイランをアメリカ政府は攻撃したがっており、エセ・ビン・ラディンが、それぞれの攻撃は自分がやったと主張する度に、その中で、ビン・ラディンが次第に若返ってゆく一連の偽造ビン・ラディン・ビデオは、専門家の間で信頼性を失っていた。

ツイン・タワーと、WTC第7ビルが崩壊する様子を見て、ビルが構造的に損傷した結果、崩壊したのではないことが、私には明らかに思えた。ホワイト・ハウスが、比較的低温の事務所火事による結果、崩壊した、世界史で、唯一三棟の鉄骨高層ビルに関する独自調査を妨害したことが明らかになった際、隠蔽工作が行なわれていたことが明白となった。

13年後、国内、海外の人々は、政府説明はさほど信頼できないことに気がついている。独立した専門家達による主張が、今やあまりに説得力があるので、主流マスコミもそれを受け入れるようになった。「9/11の真実を求める建築家と技術者」のリチャード・ゲージがC-SPAN出演した番組は、ここで見られる。https://www.youtube.com/watch?v=3Zbv2SvBEec#t=23


ニューヨークのある団体が、長年の忍耐強い活動で、WTCビル三棟崩壊の原因調査要求案件とする投票をおこなわせるのに必要な人数の有効署名を確保した。公式説明が、もし正しいのであれば、既存の消防規則や建築基準は、公衆を安全に保護するには不十分で、他のあらゆる鋼鉄構造高層ビルも同じ様な崩壊を起こしかねないことになる。この団体は賢明にも、9/11の真実ではなく、市民の安全という形で、問題を組み立てたのだ。

ニューヨーク当局は、もちろん、この一般投票という動きに反対し続けている。今や問題は、裁判官の判決にかかっている。裁判官が政府に真っ向から反対するとは想像しがたいが、この団体は政府が自らの説明の真実性を全く信じていないことを主張するだろう。

13年にわたり、物理学者、化学者、建築家、技術者や緊急救援隊員達が、三棟の超高層ビル崩壊に関する公式説明を完全に論破する膨大な証拠を提示してきた。専門家達に対する非専門家のための反撃は、専門家を"陰謀論者"と呼ぶことだ。言い換えれば、政府説明を擁護する連中には、依拠すべき、科学的あるいは事実上の根拠が無いのだ。そこで、非専門家たちはかつて自分たちが陰謀論者とされていたことの反撃を政府擁護の専門家に対してしているわけだ。

9/11は、アメリカ政府や、政府とアメリカ国民との関係の本質を、根本的に転換するのに利用された。説明責任を負わない行政府が、アメリカ憲法が確立した適法手続きと、チェック・アンド・バランスに取って代わった。国家安全保障の名の下、行政府は、やりたい放題だ。基本的に、現代のアメリカ国民は、政府に命を狙われてしまえば、法的に自らを守る術がない。

9/11日以降に生まれたアメリカ人は我々が育ったのと違う国に生まれたことになる。憲法に忠実な政府を経験したことがないので、失ってしまったものを知ることが不可能だ。